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天空にそびえる岩山の宮殿 シーギリヤ・ロックへ*スリランカ

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ヘリタンス・ガンダラマに着いたのが夕方5時頃で、初日はホテルでのんびり休息。翌日から遺跡群を巡りました。

まずは世界文化遺産に登録されている古都シーギリヤへ。壮大な岩山の頂にある5世紀の王宮跡、シーギリヤ・ロックです。ホテルから車で30分ほどの場所でした。

父親を殺して王座を手にした狂王が弟の復讐を恐れて建設したという伝説の宮殿。完成に7年余りを費やし、たった11年で幕を閉じてしまったそうです。

この長旅ではドライバーさんが少し添乗員的な役回りも果たしてくれました。どうもそこまで含めたチャーター代だったようです。。

見どころの簡単な説明やアドバイスがあったり、チケットの購入までは付き添ってくれたりと、いろいろとアシストしていただきました。

さてシギリア・ロック。ドライバーさん曰くかつてはこんな感じだったそうで。。

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全方位が垂直に切り立った赤褐色の巨岩。標高370mあり、実際に目にするとやはり圧倒されます。

遺跡のハイライトは主に4箇所。美女のフレスコ画(シーギリヤレディ)→ミラーウォール(鏡の回廊)→ライオンテラス(宮殿の入り口)→頂上の宮殿、の順となります。

それではいよいよ。

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岩のアーチを抜けて。ここから本格的な登りが始まります。頂上まではざっくり1200段の階段を上がるそうです。

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岩肌に沿った通路の先には鉄の螺旋階段。細いうえにかなり急勾配で目が回りそうでした。こちらを頑張って上がるとスリランカ最古の壁画が待っています。

色っぽい眼差しでほほ笑む18体の美女たち。今は写真撮影が禁止されており残念です。1500年以上も前の作品とは思えないほど色鮮やか。美しくとても神秘的でした。

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続いてつるつるに磨き上げられたミラーウォールのある回廊。フレスコ画の下に位置しており、一旦階段を下りました。

この壁が作られた理由については諸説あり、かつて反対側の岩壁に描かれていた美女たちを映すためとも、王が自分の姿を映すためとも言われているそうです。

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あちこちで猿がお出迎え。

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ミラーウォールを抜けると広い踊り場へ。ようやく王宮への入り口、ライオンテラスです。階段の両サイドにはライオンの前足の爪。

かつてこの岩頸はライオンがうずくまる姿に見立てられており頭部もあったのだとか。階段がライオンの口の中へとつながる造りだったようです。

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最後のひと踏ん張り。絶壁にへばりつく狭い階段を上がっていきます。

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高所恐怖症なのでここは試練になるだろうと覚悟していたのですが、歩みを止めない分には意外と大丈夫でした。前後に人がいて、風も強くなかったからかもしれません。

それでもやはり吹きさらし。ちょっと眼下の景色を眺めてみようかな、などと思った瞬間に足がすくみました。。

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ようやく頂上へ。360度、見渡す限り緑が広がる大パノラマです。

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赤いレンガで造られた王宮跡。

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こちらの水溜りは王のプール。

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当時の王宮はきっと華美な装飾が施されて重厚な構えだったのだろうと思います。でも今遺っているのは基礎の土台部分。イメージを膨らませるのがなかなか難しかったです。

学者でもない限り、遺跡を楽しもうと思ったら予備知識をもとにどれだけ想像、空想できるかが鍵になりますね。。

ここまで来ますと見晴らしはさすがに素晴らしいです。なかなか味わえない爽快感。

下山はさくさくと進み、全体での所要時間はざっと2時間くらいでした。

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帰路の最後には軒を連ねるお土産屋さん。

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この岩山にはスニーカーで登りましたが、ビルケンシュトックみたいなサンダルを履かれている白人の方々も多かったです。ワタシなど踵がないものは怖くて仕方ないですが。。

階段は木や鉄などいろいろでした。安定感がありソールが滑りにくいものでしたらサンダルでも問題ないのだろうと思います。

登りでは大変そうな人に手を差し出してくれる男性がたくさん見られました。でもこちら、ボランティアではないそう!チップが必要になるみたいです。。



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by aya_kit_pa | 2018-04-07 10:00 | スリランカ | Trackback | Comments(0)

美味しいモノ。心惹かれるコト。ただ今ムンバイときどき日本。


by aya
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